コロナの影響により街中からマスク、アルコール系消毒液がなくなっています。
対策したくても生産が追いつかず、限られた中での対策を取らざるを得ない状況です。
こうした中、注目されているのが東洋医学の力です!
東洋医学の基本的な考え方として、気・血・水の3つがバランスをとって体を正常に保つというもの考え方があります。
そもそも体の中には自然治癒力と言うものが備わっており、その力は気・血・水のバランスが保たれているからこそ最大限に力が発揮されているのですが、バランスが崩れることにより弱まるということです。
特に生命機能の維持に欠かせない気の力は、生命活動を営む根源的なエネルギーであり非常に重要なものです。この力を引き上げることが最も重要です。
例えば、過度のストレスにより疲れが溜まってきたり、とてもショックなことがあり精神的なダメージを受けてしまったりすると、気の力は弱まります。
気力・元気という言葉があるように、目には見えない生命活動を営む根源的なエネルギーなのです。
免疫の仕組みとして主体の成すのが白血球です。
白血球の役割は、ウイルスや細菌の侵入を知らせること、それらの菌に攻撃し殺した菌の掃除を行うこと、それらウイルスや菌への抗体を作ることです。
この白血球が正常に働いてくれているおかげで、身体は元気で健康に保たれています。
つまり免疫力が低下すると風邪を引きやすくなったりするのは進入してきた菌に対して抵抗する力が弱まっているからです。
ではなぜ東洋医学で免疫力アップされていくのでしょうか?
鍼施術の場合、NK細胞やT細胞の移行を促進することが分かっています。NK細胞は、ウイルス感染した細胞を破壊し、ウイルスの排除を行う作用があります。T細胞にはウイルス感染した細胞を破壊しそのウイルスを記憶、そして次に感染したときにスピーディーな対応ができるようにする働きがあります。このように、鍼施術をすることによりウイルスを排除・同じウイルスに感染しても対応が早くなるということです。
次にお灸の場合、施術後マクロファージが活性化することが確認されています。マクロファージは、体に入ってくる異物(細菌など)に対して、異物を細胞内に取り込み殺菌する作用があります。
こういった側面が科学的に証明されているため、鍼灸治療自体が免疫力アップに期待できるということです。
直接コロナウイルスを殺したり、感染をさせないわけではありませんが、東洋医学の力を最大限に引き出す鍼灸治療により、体内の免疫力アップからウイルスに対して強い身体作りが対策となることは間違いなしです。