こんにちは!元気モリモリ森井です!
今回は、骨粗鬆症についてお話しさせてもらいます。
みなさんの体を当たり前のように支えてくれている骨ですが、骨量は男女ともに30歳頃がピークに達するといわれております。
また男性は女性よりも骨量が多いです。
骨は常に吸収と形成を繰り返しているのですが、通常ではそのバランスは均等に保たれているのですが、骨を形成する骨芽細胞と骨を吸収する破骨細胞の調節バランスが崩れると、骨は次第に脆くなってしまいます。
バランスが崩れる原因に、副甲状腺ホルモンやカルシトニン、エストロゲン、ビタミンDなどが関わってきます。
骨粗鬆症により、起こりやすい骨折としてあげられているのがあります。
①橈骨遠位端
②脊椎の圧迫
③大腿骨頸部
④大転子
この中でも最も起こりやすいのは、脊椎の圧迫骨折です。
経験上、高齢者の日常生活における転倒によるもので、上記のような骨折をされる方が多いです。
転倒して手を着いたとき、尻もちを着いた時など、軽く転けただけなのに…と思うような転倒で起こりうるので転倒しないように注意が必要です。
女性は骨粗鬆症の内95%以上、男性は骨粗鬆症の内80%が原発性であります。
ほとんどの症例で、女性は閉経後、男性は高齢者で起こります。
多くの原因が、男女ともに性腺機能不全といわれています。
その他の因子としては、カルシウム摂取不足、ビタミンDの低値、副甲状腺機能亢進症などがあります。
ごくわずかですが、青年期の骨成長の時期にカルシウム摂取が不十分で、骨量がピークに達しないケースもあります。
ですから、一番は高齢者が要注意です。
ただし、男女によって年齢差はあると考えていいと思います。
女性の閉経年齢は、人によって違いがあるので早い方なら40〜50代から注意が必要です。
◯骨粗鬆症対策 その1
上記のことをしっかりと分かった上で、自分が骨粗鬆症になっていないか検査をすることも重要です。
検査方法としては、骨密度検査があります。
痛みが全くなく、数秒の時間しかかからない為、非常に手軽にできる検査です。
また、骨形成を促進させる服用薬もありますので、こちらも簡単に予防できる方法です。
当院で提携しているクリニックでは、こちらの服用薬の処方や検査を受けることができますので、お悩みの方は一度受診してみて下さい。
◯骨粗鬆症対策 その2
その他にも予防するためには、普段の食事から変えていくことです。
骨密度を低下させないための食事
ポイントは、カルシウム、ビタミンDです!
カルシウムを多く含む食材
牛乳、乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、ちんげん菜、大豆製品などです。
ビタミンDを多く含む食材
サケ、ウナギ、サンマ、シイタケ、キクラゲ、卵などです。
逆に控えてもらいたい物は
スナック菓子、インスタント食品、アルコール、カフェイン、タバコなどです。
こういった食事に気をつけることで体の中から改善していきましょう!
◯骨粗鬆症対策 その3
実は、日光浴がいいんです!
昔からお日さんに当たりなさいとかよく言われていますが、それは本当なんです!
日光浴をすることで、カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDが体内で作られます。
浴びすぎると皮膚のダメージに繋がるので、30分ぐらいにしましょう。