今回貝塚市半田にあるゆらく整体整骨院が解説するのは、膝のお話。
年齢が高くなるにつれて段々と痛くなってくる「膝の痛み」
テレビでも時々取り上げられていることもあるほど、たくさんの方が悩んでおられる症状の一つです。
過去に「膝の痛みがあり鍼灸治療をしてもらったが余計痛くなった」という方が来られたことがあります。
この方は、それまでは整骨院に行ったこともなく、全く痛みを感じたことなどなかったので、自分は健康な体だと思っていました。
昔から立ち仕事をしていましたが今はもうやっておらず、年齢は70代の女性です。
よく話を聞くと実は半年前から運動がてらにウォーキングを始めたそうです。
この日は何の違和感もなく普段通りに過ごしていたのですが、階段を降りるときに急に膝に激痛が走り歩けないほどの痛みだったそうです。
その日は痛みが強すぎて動けなかったので、治療に行くことすらもできませんでした。翌日少しマシになっていたので、どんなことをされるのか不安を抱えながらも痛みに耐えきれず近くの整骨院に行きました。
先生に事情を説明しましたが特に膝を触ることもなく、「太ももの筋肉が弱っていることによって膝に負担が増えて痛くなっているね~」という説明と共に治療が始まりました。
治療は全身を気持ちよくマッサージしてもらい、鍼もした方がいいということを言われたので少し不安がありましたがやってもらうことに。
鍼治療は初めてでしたが、膝の周りに4本刺してもらい電気も流しました。
直後はまだ痛みが残っているものの若干マシになっているように思いましたし、膝を動かしても大丈夫だったのでその日は帰ったそうです。
しかし家に帰ってから治療してもらったはずなのに膝に激痛。。。しかもどんどん痛みが増してきて次の日はまた歩けない!!
また同じことになったらどうしようと怖くなったので別のところに行こうと思い、ネットで探して当院に来院していただきました。
では、この方の話がなぜこのようになったのかを解説します。
膝の痛みが起こってからまだ1日しか経過していない、昔から立ち仕事、年齢は70代、最近ウォーキングを始めた
考えられるこのケースにおける要因①
まず最初の段階での問題点は、患部を触診して確かめなかったことです。
激痛が起こってからまだ1日しか経過していないということは急性期であると考えられるので触診して確かめる必要があります。
急性期のときは患部に熱を持っていることが特徴です。特にひどい場合は動かさない状態でもズキズキとした痛み(安静時痛)があります。
この状態の時は患部が炎症を起こしているので、初めはアイシング(冷やす)ことを優先に行います。
来られた時にすぐ患部を触診して確認していればすぐに分かったはずの問題です。急性の場合は最初の判断が早く治るかどうかの8割を占めるほど重要です!
考えられるこのケースにおける要因②
長年運動をしてこなかったことで使わなくなった筋肉は脳からの指令が来なくなり身体の中にいらないものと判断され太ももの筋肉はかなりやせ細ります。骨は筋肉によって支えられているため、筋肉が動くことによって関節が動く仕組みになっています。つまり筋肉がやせ細ると骨を支える力が弱くなるので、関節が不安定になります。例えば10kgの重みが膝関節にかかっているとしてそれを骨と筋肉で5:5で支えているとします。しかし筋肉がやせ細ると8:2になり骨への負担が増えてしまいます。こういったことが起こると膝関節への負担が増えるので膝が痛くなるというケースです。
膝の周りに鍼をしたことによる痛みの増加です。鍼をすること自体に問題はありませんが、今回の場合は急性期にあたる状態で直接患部に鍼を刺したこと、電気まで流したことでより強い刺激を加えたことが原因と考えられます。なぜ急性期に鍼と電気が良くなかったかと言いますとこの治療は血流がよくなる治療法で、急性期は炎症が起こっている状態で熱を持っているのでこの状態で血行を良くしてしまうと炎症が悪化して帰ってからだんだんと痛みを強くさせてしまうケースです。
考えられるこのケースによる要因③
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