先日患者様から「脳卒中になり倒れた時のリハビリなんかはできますか?」と質問がありました。
もちろん往診を行なっていますので出来ます。脳卒中による片麻痺が酷い場合はどこまで回復できるかやってみないとわかりません。ですが諦めずにやります!と答えました。
貝塚市半田にあるゆらく整体整骨院がまずは脳卒中について解説します。
○脳卒中とは
昔から突然意識を失って倒れる病気と言われていたのでそう思っている方も多いようですが、酷い場合に限ってです。ほとんどの場合は、頭痛やめまい、感覚障害などから始まります。
神経脱落症状を引き起こす突然の局所的な脳血流遮断が生じる多様な疾患群です。虚血性の場合が約80%、出血性の場合が約20%あり、虚血性脳卒中は典型的には血栓症または塞栓症に起因し、出血性脳卒中は血管破裂に起因します。
・脳卒中のリスクが増大する危険因子
高血圧
喫煙
脂質異常症
糖尿病
腹部肥満
アルコール依存
運動不足
高リスク食事
精神的ストレス
心疾患
薬物
高齢
脳卒中の家族歴
男性
○脳卒中の症状
初期症状は突然現れる。一般的には、対側四肢および顔面の痺れ、脱力、麻痺、錯乱、視覚障害、めまい、頭痛などがみられます。基本的に身体の半分だけに症状が出現する。
・初期症状①
ろれつが回らない、食事中にはしを落とす
・初期症状②
片目が見えない、視野が半分になる、顔半分と片手片足の感覚がおかしい、言葉が理解できない、言いたことがうまく言えない
・初期症状③
半身に力が入らず歩きにくい、バランスがとれずうまく歩けない、頭が急に痛くなる、吐き気を伴う、意識もうろう、興奮し暴れる
・初期症状④
グルグルとひどいめまい、けいれん発作
※突然バッドで殴られたような激しい頭痛はクモ膜下出血の疑いがあります。
・合併症
睡眠障害、抑うつ、失禁、肺炎、嚥下障害
日常生活の歩く、見る、感じる、記憶する、考える、話すなどの機能が低下することがあります。
・虚血性脳卒中
局所的な脳虚血に起因して突然生じる神経脱落症状のうち永続的な脳梗塞を伴うものです。一般的な原因は、太い動脈のアテローム血栓性閉塞、脳塞栓症、深部の細い脳動脈の非血栓性閉塞である。
ここまで脳卒中についてでした。
次に実際に脳卒中になってしまったら、どのようなリハビリをすればいいのか解説していきます。
○脳卒中のリハビリ
目的は、関節可動域、筋力、腸管と膀胱の機能、認知能力の維持と改善です。
理解力を損なう脳卒中では、リハビリテーションは非常に困難であることが多いです。
二次障害(拘縮)を予防し、抑うつを回避するのを助けるために直ぐにリハビリを開始しなければならない。一旦意識が完全に回復し、神経脱落症状の進行を認めなければ、患者は安全に起き上がって座ることができ通常なら48時間以内にはこれが可能となります。
リハビリ初期に患側が弛緩している場合は1日3〜4回各関節を正常な全可動域において他動的に動かします。
ベッドから出て椅子や車椅子に安全に自力で移動する能力を回復することは、患者様の心身の健康にとって重要である。
片麻痺の患者様には、患側上肢の下に1つか2つの枕を置くことで肩関節脱臼を防ぐことが出来ます。
上肢が弛緩している場合、しっかりとした作りのつり包帯を使用することで腕や手の重みによる三角筋の過伸展および亜脱臼を防ぐことが出来ます。
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